日向へ
日向へ出たいな。
ふと思う。
私が日陰にいるとか、暗闇にいるとかそういうわけじゃない。
"家"というものは一人一人違うだろう。
私は、性格上合わないのだろうな、この家に。
家に対して、幸せに感じる時もあれば、苦しいと感じる時もある。
それは誰しも同じなのだろう。
けれど、合わないとなれば他人とはその比率は異なってくる。
自由であれと言われ、自由になるとそれは違うと言われる。何が正しくて何が間違いなのかもうわからなくなってくる。
この日記の中だけでは、私は本当の自由を手に入れている。そして、辛くなった時、ふと心の中のみんなを思い浮かべる。
私は人より苦労しているなんて思ったこともない。むしろ、人より楽をして生きていると感じている。それをこんなにも身近な人でさえ分かっちゃくれない世界である。悲しいとか悔しいという感情以前に、失望とか呆然に近い感情になる。
日向へ出たい。
私は、そんな時日向へ出たくなるのだ。
今日はただこれだけの話である。